Pochipedia_Bone of war

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ポチ超訳:第7章までの負債論🐾"_ざっくりポイントだけネタバレの寸止めで(1~26)に整理した。λ=(∵`{Xマス🎄休憩。

負債論:ざっくり解れば読むかも知れない人に向けたポチ要約🐾。

【お金=便利な発明(物々交換の代わり)ではない】

1. お金の起源=物々交換ではない。経済学の理論家たちは、考古学や文化人類学(地球上の文化研究)、認知科学🐾の成果を知りながら、反して語ってみたり、なぜか無視している。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%A7%91%E5%AD%A6
{ 認知科学までは言及してない、少し、はなしを盛ってみた。


2. お金の起源=貸し借り=負債(借金)の覚え書きである。
3. その証拠物として、木製の割札や、粘土板の文字記録などが発掘されている。

【リアルな物々交換=商取引ではない】

4. 現実の物々交換とは「ふっかけ合い→交渉決裂」ならまだしも「交換の強要」だったり、最悪は「修羅場」にもなりかねない場である。→シビアな交渉ではなく、信頼関係の土台がない者同士のあいだで突発的におきる風習である。→では、どこから物々交換のイメージ(学者のとっぴな発想)は生まれて定着したのか→9,10,11。

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https://en.wikipedia.org/wiki/Rai_stones

【宗教は金銭のいざこざにも介入した】

5. 古代の経済問題は、時代がすすむにつれて、各地の「都市宗教」により統括されていく。→ユダヤ教キリスト教イスラム教、ヒンズー教、仏教などが社会秩序を束ねていた。

6. 信頼をよそおったケースを除いて、信頼ある人のサイン=お金の代わりにもなる。

7. 保存が効く食糧、宝石、貴金属=お金の代わりになった。
8. お金=6. 信頼の証 +7. 希少価値である.

【負債の帳消し=自由の語源である】

9. 現在と同様に、災害、戦渦、疫病の蔓延、経済パニックにともなう食糧不足の中で、奪い合いと一緒に「即興的な無償の助け合い」が現れては消えた。→助け合い(分かち合い)とさっきの物々交換とはまったく違う。

10. 即興的な無償の助け合い=非常時だけではなく、日常の仕事や生活における場面(はかどる仕事や問題解決)ほか、アイデアの実現(技術革新)のときにも「親密なメンバー」の間でも起きている。

【資本主義者も共産主義者も錯覚した】

11. 凶作や突発的な災害、そして戦争。物々交換もどきの出来事は、むかしも今も社会が「経済パニック(食糧難)」におちいるたびに見受けられる。それは被災者同士の分かち合い(+即興的な助け合い)になる場合もあれば、奪い合い(騙し合い)をともないながら、やがて正常化すると自然に消えてしまう。→ある人は体験や伝聞をとおして「原始的社会=ユートピア」と見なし、ある人は混乱(カオス)から「市場」に進歩したイメージをふくらませたのではないか。

大勢の人々によって共有された「経済パニック(食糧難)」にまつわる記憶や記録が、資本主義や共産主義のインスピレーションと動機になったのではないか。→資本主義の調整力(神の見えざる手)と、共産主義=分かち合いを制度化させる発想はほぼ同時期に生まれている。

12. 災害や戦争にともなって王や宗教指導者たちによってなされた「借金(債務や上納義務)」の帳消しが「自由(母のもとに還る)」の語源である。→王や宗教指導者たちの権威を高めた。

【文明化と一緒に女性は自由を失った】

13. 文化人類学のアプローチは、原始的な都市国家像をさかのぼると、戦闘技能にエキスパート化した「武装集団の用心棒化」の姿を明らかにする。→権力者=長老の初夜権、略奪に代わる納付義務、軍事力による保護など。

14. それでも世界各地で、悪政に際して「商人の市場離れ(=商業の衰退)」や「(民の)集団脱走」や「(女性の)隣村脱出」が許容されていた。→それは、共同体全体の評価=存亡にもつながり、抑制する力になっていたのかもな🐾。

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https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tower_of_Babel

【古い都市国家はまず3つを仕切った】

15. 古典的な国家は、災害や戦災の孤児と遺族に対する「a.福祉」や、市民と奴隷のあいだに「b.待遇の格差(可視化された差別)」をきずいたり、一方で「c.公営ギャンブル」への誘導→民の散財→借金漬けを試みられるなど、人々をさまざまな「負債の鎖(+恩恵)」につなぐことにも尽力していた。→タバコの箱数や本数、カジノのメダルなどが貨幣の代わりになって狭い範囲に人々をひきとめた。→公の歴史とは、それぞれの人々のその人生を支配する流れまで書き記すことがない。

16. 古代〜中世において「戦争による捕虜」や「奴隷」とは、社会秩序の中で「意志を剥奪された存在=生きる屍」としてあつかわれた。ぎりぎり生きている姿に対する優越感(あるいは社会的地位の下落に対する恐怖感)が、国家にたいする古典的な市民感情(信頼感)を支えていた。

17. 大航海時代=植民地時代、世界各地の人身売買(負の近代史)の背後には、ヨーロッパで大量生産された「希少金属(レアメタル*)の大量輸出輸入」が世界各地でバブル=経済のかく乱をひきおこした面と、一方で「家父長制」の下における「婚姻=女性の相互贈与(文化)」が関係している。*→当時のアフリカにおける真鍮(しんちゅう)や銅はじめ、世界各地で大量の銃(機械)の需要が高まった。

18. レヴィ=ストロース(文化人類学の先駆者)は「婚姻=贈与」と解釈したが、この発想は男性の「借金返済」や「刑罰の身代わり」を、親族女性(姉や妹)が受け入れるべき「さだめ(宿命)」とみなしたり、そして同時に周りからは「贈与物」にみなされて背負わされる時にも、この価値観が流用されたなど、贈与=言葉足らずである。

さらに有力者が貧困層の家の子ども(女性)を財力で備蓄し、自らの親族女性の身代わりにする慣習の源にもなっていたり、あからさまではないにしても、女性を従わせるための暴言や暴力がともなっている(→血債)。

19. 中世から近代にかけて、機械のない時代、奴隷=人間ではなく「機械の代わり」のように酷使される商品でしかなかった。→この奴隷貿易の時代に「借金漬けの男→奴隷商人への転職→親族の売却→自らの売却(破滅と死)にいたる逸話=ゾンビの物語」があみ出されている。

【債務奴隷制は2つの道をあゆんだ】

20. およそ5千年まえから「都市国家」が軍事力と経済力を向上させた一方で、しだいに「女性の居場所」は限られていく。メソポタミア文明の初期には、まだ女性が公職や医療商業の場で活躍していたが、都市国家が「女性の服装(市民と奴隷の区別)」への統制にのりだす。また家父長制(債務をきらう男性中心社会)の風潮が深まる中で、しだいに「女性の居場所=家庭(監視・管理しやすい場所)」といった価値観が必然化した。

21.中東からインドでは「債務の帳消し」自体が廃止されて、人々は「カースト(家系×女性÷恒久的な階級制度)」の下に置かれた。カースト(上位と下位)とアウトカースト(内側と外側)の発想。→その考え方は「交易」と「宗教(シャーマニズム儒教や仏教)」の歴史を経由、共有しているためか東アジアでも似ている。

22. 一方で西側の古代ギリシャでは、貴族が「市民の支持=名誉」を得るために「平民男性の参政権(選挙権)」を認可した。しだいに市民の発言権が増すと、その声を反映させた改革によって「貴族の経済的な優位」がゆるがされた。→利子や負債の規制のほか、武術競技へのギャンブル導入、宮殿女官に代わつて国営による買春施設の運営など、さまざまな場面で「通貨(市場原理)」が伝統的な価値観に介入。

貴族の特権文化=解放奴隷である男性市民(男児)へのパワハラ+性的暴行*が禁止されたが、家父長制の影では「貧困女性の性奴隷制度」が持続。+*伝統的な男尊女卑が規範化する中で「性暴力」と「LGBTのイメージ」もまた結びつけられ易かったのかも🐾。
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http://o-miwa.co.jp/

貴族特権から市場原理へのシフト=初期の民主主義社会とは、貴族が独占権と名誉をうしなう一方で、平民男性がその財力(市場)を足場に彼らと肩を並べる時代だった。

古代ローマ(所有からの自由という発想)】


23.古代ローマ帝国は、地中海沿岸と中東におよんだ「❶軍事力」のほか、キリストの処刑をきっかけに広まった「❷信仰(キリスト教の国教化)」の2つが有名だが、3つめとして「❸法律(ラテン語で記されたローマ法)」が、もっとも世界に普及している。

24.ローマ法の中でも「所有権」という考え方は、各国の法体系や、国際法の土台にもなっている。所有権とは「モノ(あるいは空間や時間)」を自由にする「ヒト」が誰なのかを決めたルール。この関係をじょうずに説明できるのが「奴隷と主人」理論である。

ローマ帝国時代、災害や戦争の影響で、イタリア半島にも多くの難民や捕虜が流れ込んだ。→奴隷の仕事=収穫人や配送人(ロバの世話係)だけではなく帳簿管理や現場監督にまで多様化。→暮らしの中で仕事に応じていざこざ(罰金や契約トラブル)を解決するための法律(ローマ法)が複雑化。→奴隷契約=ローマ市民になる抜け道としての賃金契約(市民権を獲得するための手段)としても受け止められ方が変化した。

25.ヒトの「自然の権利=自由」と、身体の「自由を制限されたモノ(奴隷)」におよぶような大きなテーマ。心と身体の自由(その限度)という問いが、ローマの❶覇権戦争や❷信仰(カソリック教)を経由してヨーロッパ全域へ、そして、そのあとも中世〜近代にわたって世界に拡散していく。→やがて自由=債務チャラ(母のもとに戻る*→12)の方は忘れられてしまい、人々は自由といえば、liberal(ローマ語,"奴隷ではない"が由来)+freedom(ゲルマン語, friend由来)の自由をあたまに浮かべるようになった。

26.中世における保守化の中で、学者たちは「ローマ法の復刻」をこころみる。ローマ帝国の皇帝たちが信じた「支配の根拠=ドミニオン(dominion, 支配領域における絶対的権力)」にもとづいて、ヨーロッパの諸領主たちは「liberal (処刑をふくむ自由裁量権)」を主張し、その支配下で、ほそぼそと「freedom(≒平等,約束,友愛)」の精神も受け継がれた。またキリスト教の主と権力を結びつけた「ロードシップ(Lordship, 神託による統治力)」があみだされて、これらが近代に世界規模の経済、武力外交と同時にひろがってゆく。

🐾‥あやふや感あり。xwx"{さらに休憩。